≪ カイロ(ギザ地区) ≫ 「ピラミッド」といえば広大な砂漠の中に建っているイメージですが、 町のすぐ側に見えます。 いよいよ「ギザの三大ピラミッド」へ。 『 クフ王のピラミッド 』 ギザにある3つのピラミッドの中で最大のピラミッド。 基礎部分の四辺形の一辺が230.3m、傾斜角度51.5°、建築された当時の 高さ146.6m(現在9m崩壊している) 中に入れるのも一日300人に限定されている。 入口は2つだが、上の入口は封鎖され下の盗掘穴から中へ。 入口付近は狭く少し背を丸めて進んで大回廊へ。 ここは高さが8.7mもある。50mほど歩くと玄室へつきあたる。 端の搔けた小さめの石棺がぽつんと一つで、少しがっかりです。 すぐ隣に「カフラー王のピラミッド」が見えます。 『 カフラー王のピラミッド・コンプレックス 』 三大ピラミッドの中央にありスフィンクスとセットになった「ピラミッド・コンプレックス」が きれいに残っている。 ピラミッド・コンプレックスとはピラミッドだけでなく周辺の葬祭殿・参道・河岸神殿や それらを囲む周壁などの複合体をいう。 基礎部分の四辺形は215m、傾斜角度53,10°当時の高さ143.5m (現在136.4m)クフ王より高い台座に建てられたので一番大きく見える。 頂上には化粧石が残っていて、葬祭殿からの参道はスフィンクスを避けて やや南よりに斜めに走っている。 河岸神殿の前には船着場の跡も残っており「アスワン」の石をここから 運び上げたことがしっかりわかる。 スフィンクスの胴体は岩山を彫ったもので 高さ5mの石灰岩の頭をのせてある。 何千年年もの間、風雨にさらされ顔は 痛みが激しい。 「カフラー王」に似せて造ってあるとか。 あご髭は「大英博物館」にある。 『 メンカウラー王のピラミッド 』 メンカウラー王の側には王妃たちの小さなピラミッドが3旗並んでいる。 三大ピラミッドが展望できる場所へ移動。 らくだに揺られて砂漠をのんびりとというわけには・・・。 ************************* 午後からはメンフィス・サッカラ遺跡そしてダハシュールへ まずは「ダハシュール」のピラミッド見学へ 『 赤のピラミッド 』 表面の化粧石が剥がれ出てきた石が 赤いことからこう呼ばれている。 美しい二等辺三角形の「真正 ピラミッド」である。 中に入ってみたが、石室は アンモニア臭がひどく 早々に引き揚げました。 『 屈折ピラミッド 』 「赤のピラミッド」と同じく「スネフル王」が建てた。 表面の化粧石がかなり残っている。 傾斜角度が下部54.27°途中から43.22°と緩やかになっている。 建設途中で地盤沈下が起こり角度を変えて高さを低く(105m)して 石の量を減らしたというのが通説になっているようです。 『 黒のピラミッド 』 「アメンエムハト3世」のピラミッド。 ここダハシュールには他にも3基のピラミッドがあるが ほとんど崩れてしまっている。 *** 次はメンフィス遺跡へ *** メンフィスは、第一王朝が始まったときに建設された古代エジプト最初の首都。 その後国の中心がテーベに移ってからも政治的、経済的に重要な都市として大いに 発展していたが、現在は広大な神殿跡が残るだけの静かな農村である。 ここ「プタハ神殿」の前にはラムセス2世」の巨像が2体立っていた。 一体はカイロの「ラムセス中央駅」の前に移された。 ここには足首から下が破損したもう一体が横たわっている。 おかげで真近に顔を拝見できますが。 左側の方の破損がひどい。 外の神殿跡にはこの「大理石のスフィンクス」他数々の遺品がある。 ラムセス2世は古代エジプトの歴代のファラオ の中でも大王の称号を与えられる人物である。 22歳で即位しその後67年間も在位した。 身長180cm以上もあり89歳の生涯のうち 200人もの子供を儲けた。 「太陽の王・光の息子」とも崇拝された。 ラムセス2世に関する建造物は北のタニスから 南のアブシンベルまでエジプト全土に点在し その権力をうかがうことができる。 ただ、時には他の王の彫像にまで自分の名前を 彫りこませたというのは如何なものでしょうか? *** 次はサッカラへ *** 『 階段ピラミッド 』 ここも「ピラミッド・コンプレックス」がきれいに残っている。 古王国・第3王朝のジュセル王が建設した世界最古のピラミッド。 建設の途中何度も計画変更され、最終的に6段の階段が完成した。 およそ10mの周壁で囲まれ 北には 階段ピラミッド・葬祭殿・セルタブ(王の像があった) 東には ヘブ・セド祭殿 南東の入口から入ると柱廊があり そこを抜けると広い中庭に出る。 突き当りに南の墓がある。 設計者イムホテブは後に神格化された。 南の墓の壁に残る「コブラ」 周りはまだいたるところ発掘調査中。 まだまだこの土の下にはいろいろな遺跡が眠っているのだろうと 思いを抱きながらカイロへ帰路に着きました。 今夜は「ディナ-・クルーズ」で1時間半楽しみます! ***ナイル川・ナイトクルーズ*** ナイルの夜景 スーフィー ダンス ベリー・ダンス ******************* 明日は待望の「エジプト考古学博物館」へ
by shelly80
| 2008-03-07 23:56
| 海外旅行
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